2012年2月5日日曜日

ランチの話題は?

2月からミラクル・リナックスで働いている。まだ3日しか働いていない。この3日間は、ほとんど研修だった。来週から、本格的に業務に入るのだと思う。実は、入社して早速、非常に困難な事態に陥っている。それは、エンジニアリング上の問題ではない。ヒューマン・リレーションズに関わる問題だ。すなわち、ランチの話題である。

前職では、この問題は簡単だった。山奥の工場だったので、周りにランチをとるような店はなく、会社の手配する弁当を食べていた。また、省エネのためと称して、昼休み開始から15分ほどで消灯された。したがって、電気のついている15分間で弁当を黙々と掻き込み、午後の業務が始まるのを自席で静かに待つ(大抵の人は寝る)のである。

ミラクルでは事情が異なる。ミラクルでは、ランチとは、各自が自由に食べるものだ。弁当を持ってくる人もいれば、コンビニに買いに行く人もいる。近くのお店に食べに行く人もいる。ありがたいことに、私も、近くへ食べに行くグループに入れてもらっている。

ここで、驚くべきことに、ミラクルの人たちは話をしながらランチを食べるのである。難しい話題ではない。どこの回転寿司がおいしいとか、そういったことだ。しかし、黙々と掻き込む事に慣れている私には、これが難しい。私にとっては、「話す」か「食べる」かのいずれかであって、「話しながら食べる」は無いのだ。

さらに、困難極まるのが、このときの話題である。何を話していいのかわからない。昼休みに仕事の話を持ち出すのは、なんだか野暮ったい。じゃあ、他に何を話すかというと、とくに思いつかない。その結果、はじめは他の人の話題に相槌を打っていたつもりが、いつの間にか黙々と掻き込んでいる。そして、私だけ早く食べ終わってしまう。

外にランチを食べに行くなど、夢にまで見たサラリーマン生活だ。ミラクルでは、ランチのメニューまで会社に支配されることはないし、食べてる途中に消灯されることもない。しかし、あらゆる自由には責任が伴う。ランチの自由には、適切な話題を選択する責任が伴う。

世のサラリーマンは、この困難をどうやって乗り越えたのだろう? アドバイス求む。

2 件のコメント:

  1. ムリしないことじゃですかね。しゃべらない自由があったっていいわけだし。

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  2. 最近は聞き役に徹してます。

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